【インタビュー】

「地域と“共につくる”、“共に育む”」をテーマにしたキッズスペース運営

【取り組み】

時期:2019年2月〜現在
場所:あべのキューズモール 2F キューズランドベビー
内容:「こそだてらす」という「地域と“共につくる”、“共に育む”」をテーマにしたキッズスペースの運営を通して、お子様とその保護者様が集う場づくり。0〜2歳のお子様とその保護者様が対象。

【パートナー(主催者)】

一般社団法人 codomotoままちっち
ホームページ あべの区子育て情報 codomoto.jp

【パートナーのキューズモールでのこれまでの歩み】

2019年〜
「Mama Smile プロジェクト」として、子ども用フリースペースにて(週1回)親子イベント開催
2020年〜
コロナ禍の為、InstagramやYouTubeでお家で楽しめるコンテンツの発信(週1回)
2021年〜
4F つどいの広場で開催(週5回)子育て広場運営の形となる
2022年〜
2F キューズランドベビーに移転

【背景】

子育ての”しんどい”も”おもろい”もゆるくつながりあってシェアできるまちを目指し、地域の子育て情報を発信・共有して、みんなで子育てできる場を作ることをミッションとしています。
私たちは阿倍野区を中心に子育て中のママたちが集まって地域の子育て情報をフリーペーパーやポータルサイトで発信してきました。スタッフ全員が現在進行形で子育て中です。また、情報発信だけでなく、私たちが「あったらいいな」というイベントも多数実施しています。

子育てはどんどん便利になっています。でもはじめての子育てに向き合い、どうしたらいいか不安でいっぱいなのは、今も昔も変わりません。(2人目の子育てだって、2人を育てるという初心者です!)
その「大変」をちょっと他のママ・パパや先輩ママとシェアして、また子どもに笑顔で向き合える。
そんな場になればいいなと思っています。

こそだてらすのスタッフは、このまちが大好き!このまちで、子育てや仕事に今も毎日走り回っています。そんな私たちだから、子育てを始めたばかりの皆さんに伝えることができる「ちょっとええ情報」「ほんまに知りたかったこと」があると思っています。

さらに地域には「子育てを応援したい!」というたくさんの人がいます。そんな地域の方たちも入れ替わり立ち替わり「こそだてらす」に関わってくれます。(子どもたちにとって、地域のおっちゃんおばちゃんの友だちがいることは、実は後々親としてめっちゃ助かります。)
子どもを遊ばせながらおしゃべりしたり、子どもと一緒に講座に参加したり…。気軽に立ち寄れる、ちょっとホッとできる場所にしていきたいと思います。
たくさんの子どもたち・ママ・パパと出会えることを楽しみにしています。

【キューズモールとの取り組み「こそだてらす」について】

赤ちゃんや小さいお子さんとママ・パパが気軽に一緒に遊んだり、情報交換や交流を行うことができるスペースです。子育てに関する講座やイベントもたくさん実施しています。子どもと一緒でもゆったりほっこり過ごし、時にはママ・パパの学びにもつながる。
そして、地域の情報と発信のハブとして、まちと人を繋げていく。
そんな場所をめざしています。

利用者数:2024年度
開館日数 222 日 延べ来所者数 大人 4,822 人 子ども 4,472 人 合計 9,294人

【参加者の声】

・子育ての不安がこそだてらすでスタッフさんや他の利用者さんと話すことで解消されている。
・キューズモールに来た時に、スタッフさんがいることで赤ちゃんと安心して過ごせる場所だと感じる。
・阿倍野に帰省してきた時に、変わっていく地元に感じた少しの疎外感が解消した。地元が素敵に変わっていって、自分を受け入れてくれたような気がした。
・ネットで調べてもよくわからなかった子育て情報などが、ここに行けば解決することが多い。スタッフさんも親身になって一緒に調べてくれたりして感激した。
・子どもと私だけで参加しても、寂しさを感じない。
・住んでいる地域だと、住民しか利用できない子育て広場が多いが、こそだてらすは地域関係なく利用できるのが驚いた。(手間のかかる利用登録などもなく嬉しい)
・イベントは個性的なものや、地域のおばあちゃんが読み聞かせをしてくれたり、本当にバラエティにとんでいて、新しいものに出会える驚きがある。

【当社ギャザリング担当から】 

ギャザリング活動が目指す姿をまさに体現してくだっさている取り組みで、地域の皆さまと「ヒト、モノ、ココロ」がつながる「つどい」の場を生み出すことが産まれていると感じています。
子育てに関し、子供用品や洋服のこと、子供の教育に関する習いごと、夏休みの体験型イベントなど、ショッピングモールが地域の中で担える役割はたくさん存在すると思います。そのような役割と共に、「こそだてらす」はショッピングセンターだけでは実現することが難しい、人と人との交流を軸にした子育ての「場」を一般社団法人 codomotoままちっち様に作っていただいていると感じています。
楽しいお買い物と共に、子育てにおいてもふらりと立ち寄れるそんな「場」を2019年のスタートから今までの期間で醸成されてきています。地域方々の子育ての支えになったり、親子で過ごすかけがえのない時間がもっと楽しく豊かなものになるような「場」を共に作っていきます。