【インタビュー】
このまち美術館 ~ まちはアートで満ちている ~

巨大リサイクルアート展示「このまち美術館」
〜みんなの“楽しい”が繋がる、サステナブルな秘密基地〜
⚫︎ 期間: 2022年9月 〜 2026年3月13日
⚫︎場所: あべのキューズモール 2階(GLOBAL WORK 向かい側 壁面)
⚫︎概要:あべのキューズモールの壁面に突如現れる、横幅5mの巨大なアート。
⚫︎みんなの作品を繋ぎ合わせて作る、年に4回姿を変える「サステナブルBIGアート」の展示です。リンInstagram https://www.instagram.com/cosodaterrace_himitsukichi

【パートナー(主催者)】
阿倍野区を中心に子育て支援活動を行う「ままちっち」が、プロジェクトの主体となり活動
■ デザイナー × ママの視点から生まれた「サステナブルアート」
企画・デザインを担当するのは、子育てひろば「こそだてらす」のスタッフであり、現役のママでもあるデザイナーです。「一人ひとりの感性を大切に、楽しみながら笑顔になってほしい」という母としての想いに、デザイナーの視点をプラス。
家の中で眠っていた廃材や身近なものを、魔法のように輝くアートへと生まれ変わらせる、独自のサステナブルアートをプロデュース。
■ 私たちが目指す場作り
年齢や立場に関わらず、誰もがフラットに繋がり、自由な表現を通じて豊かな感性を育み合える——そんな、街と人がワクワクで繋がる場所作りを大切にしています。
【目的】
「もったいない」を「最高にワクワク」へ。
アートを通じて、一人ひとりと街がポジティブに繋がる未来を目指しています。
廃材や古着、家で眠っていた紙皿、コップ、ハンガーなど。役目を終えたはずの身近なものが、一人ひとりの自由な発想によって、世界に一つだけのリサイクルアートへと生まれ変わります。
「魔法」のような視点の変化を楽しむ
いつもの道具を、いつもと違う視点で見つめてみる。
「アートだから、それでいいんだ!」という喜びに変わる。
そんな発見に満ちた体験を通じ、柔軟な想像力と創造力を育みます。
誰もが主役になれる「表現の場」
小さな子供から大人まで、ここでは年齢や立場を越えて、誰もがフラットな関係で混ざり合います。今の自分の中から湧き出た「最高」を自由に表現し、認め合える、街の開放的なクリエイティブ拠点を目指しています。

【大切にしていること(魔法のルール)】
日々のワークショップでは、
以下の「魔法」を大切にしています。
• 「視点」を変える魔法
当たり前のものを違う角度で見つめ、「こんな使い方していいんだ!」という驚きと喜びを分かち合います。
• 魔法の例: 軍手がぬいぐるみに、ハンガーがインテリアに、展示後の巨大な絵がお城や花に。
• 「プロセス」を愛でる魔法
上手い下手ではなく、素材を選び、悩み、形にする「今の自分から湧き出た過程」こそが最高の作品だと信じています。
• 「名前を添えて贅沢に」の魔法
みんなの作品を、街のメインステージへ名前と共に贅沢に展示します。自分の表現が誰かの心を動かす、そんな特別な体験を届けます。


【活動実績】
「このまち美術館」の輪は、地域の子育て拠点から教育現場へと大きく広がっています。
■ 地域に根ざした拠点活動
阿倍野区で子育てを支えるひろば
⚪︎こそだてらす(メイン拠点) / ふらっとひろば 昭和町 / ままちっちひろば 西田辺
■ 教育機関・行政との連携実績
⚪︎2023年2月: 代々木高校(東京)にて高校生の感性を引き出すWSを開催。
⚪︎2023年12月:大阪市教育委員会からの依頼。中学生40名と教員が参加。
⚪︎2024年9月: 大阪学院大学高校生と小学生による交流ワークショップ。
⚪︎2024年12月:大阪市教育委員会からの依頼。
⚪︎2025年11月:放課後キッズくらぶ「まなっぷ」にて小学生向けWSを開催。
【当社ギャザリング担当から】
阿倍野区は、工芸高校やデザイン専門学校があり街にはアーティストが多いイメージがあります。「このまち美術館」は、あべのキューズモール3階のフードコートでの打合せから始まりました。打合せでは、まだ名前の無いこの取り組みについて、街の中でのアートを編集し、環境とアート、子育てとアート、学生とアートなどアートと様々な対象を掛け合わせ、未来を紡いでいきたいと、熱く語るアートディレクターの一般社団法人comodotoままちっちのO氏の話しをお聞きしました。
しかし、そもそもあべのキューズモールには壁はたくさんあるが、綺麗にアートを展示できる壁が無いことも事実でした。そのような中、アートを展示できる「額」のような壁も併せて制作する運びになりました。制作にあたり、デザインについてもO氏の想いを具現化していくことで、展示が始まりではなく、取り組み全てが1つの物語となるようにしました。
「このまち美術館」という名前も立ち話の中で決まったと記憶しています。「この街にあるアートを展示できる美術館みたいな壁になればいいなー」そんな言葉から生まれました。2022年9月に始まったこの取り組みでは、数えきれない街のみなさんとの掛け合わせで物語は、記事にあること以上の景色を持ち合わせていると感じます。
この取り組みは2026年3月で終了となりましたが、その終わりに際しても解体をみんなで実施し、その廃材は街の中でリサイクルで利用されています。この取り組みの終わりは、街の中での新しい始まりでもあります。これからもあべのキューズモールとして、街のアートを見続けていきたいと思います。





