【インタビュー】

2m×5m のキャンバス画 ~作品タイトルは「Together」

【 作者 】

赤松佐助
🔗Instagram https://www.instagram.com/sasuke_0511?igsh=MWZ2cmc4NTFtZW55eQ==

【 作者からの言葉として 】

2022 年 10 月~2023 年 4 月の7カ月間にわたり描き続け完成した、
あべのキューズモールの3階フードコートに展示させていただいている作品

【 作品についてのお話 】

作品タイトルは「Together」。
2×5m のキャンバス画です。

フードコートの一角の席がお客さんが集まりにくいので、この席で食事をしたくなるように大きな絵を展示して楽しい空間を作ろうという思いではじまったこのプロジェクト。

阿倍野での個展開催時にお声がけいただき、休日の営業時間前や午前中を利用してライブペイント方式で描くこととなりました。

この作品を制作していた時は、私がデザインの専門学校を卒業して間もなく、まだ会社員の時だったのでまとまった時間が取れず、当初は制作期間を 3 か月間と想定していました。
しかし、実際は3ヵ月どころか、キャンバスの設営から完成まで約7ヶ月間という長期制作となりました。

描いたのは、人も動物も天使も悪魔も…みんなが集まって一緒に食事を楽しむ様子です。
老若男女問わずたくさんの方が訪れるキューズモールをファンタジーな世界観で表現してみました。

最初はカラーで制作する予定でしたが、経費面や作業量的にも厳しいなと判断したのでモノクロでの制作となりました。

結果、ただ楽しそうで賑やかだけじゃない、どこか儚げで繊細な雰囲気も表現でき、見てくださる方にとってはこの子は何色だろう?と想像する余地もできたのでとても良かったんじゃないかと思っています。普段の仕事ではカラー絵を描くことが多いですが、モノクロの世界で白と黒のバランスをとりながら描くのも楽しかったです。

絵の隣には以下の言葉を書いた看板を展示して、書かれているキャラクターを探す視覚探索絵本のような楽しみ方ができる工夫も施しています。ぜひキャラクターたちを探してみてください。

最後になりましたが、ご協力してくださったキューズモールスタッフの皆様、長い間撮影をしてくれたカメラマンさん、制作途中で絵を見にきてくださった皆様、たくさんの方々に支えられてようやく完成させることができました。本当に感謝の言葉しかありません。
今も展示いただいておりますので、キューズモールにお越しの際はぜひお立ち寄りください!

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大人も、子どもも、動物も、月と太陽も、双子の天使も、内気な悪魔も、会社員の透明人間も、仕事帰りのサーカス団員たちも、見習い魔女も、旅の途中の勇者も、恐竜の親子も、街をかぶった巨人も、コック帽の小人たちも、22 匹の兄弟猫たちも、音楽家のキリギリスも、電球頭の青年も、漁師のおじいさんとその孫も、赤鬼の親分と子分の小鬼たちも、三つ編み少女とそのイマジナリーフレンドも、つぎはぎの人形たちも、毛糸姿の羊も、花柄の森の住民たちも、コーヒーを飲む僕と、僕を見つめる君も
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【 ギャザリング担当からの言葉 】

白と黒の世界なのに、赤松さんの感性を経て色彩豊かに表現される様を7ヶ月間見届ける事ができたのは今までの仕事の中でも特に思い出に残る1つです。
赤松さんの絵への想いを聞きながら、どのような絵をフードコートに描くことが良いのか、どのくらいの大きさで描くことができるのか、制作期間はどの程度想定しようか、描く時間は営業前にしようか営業中にしようか、、、などなど始める前にたくさんの話しをしました。
赤松さんは描くとき、下絵をたくさん描きます。その構想も見せてもらいました。1つ1つのキャラクターを描き出し、1つの世界に入れ込んでいく。だから、描いていく過程で、新しいキャラクターが産まれたり、新しい世界が産まれたりします。そんな想像力の中で、絵は日に日に成長をしていったことも、制作期間が7ヶ月もかかった所以だと感じています。
阿倍野で学び、自身でデザイン1本で生きていく若き日の赤松さんの想いとあべのキューズモールがご一緒できたご縁は、阿倍野というこの街にあります。この絵をみて、若き日の赤松さんのように夢を追いかける学生が1人でも増えれば嬉しいです。今では、2m×5mのキャンバスを一緒に買いに行ったこともいい思い出です。